ご挨拶
 経営を取り巻く環境は、規模を問わず変化が要求される状況であり、またどのように変革してくかが法人の命運を分ける大きなキーポイントとなる時代です。
 経営戦略では人、物、金について色々な検討をします。人は経営者・職員、物は設備、金は資金力であるが、現代では人の影響が益々大きくなっています。経営者・職員の方向性・知識のレベルなどが経営に大きな影響を与えてきており、さらにウェートが高まってきているとも言えます。
 当事務所は会計業務を中心として顧客に経営支援業務を実施していますが、経営上必要とされる情報を、如何に的確かつ理解できるように経営者に提供することが重要と考えます。つまり知識を伝えるにも、相手に理解して頂くためには方向性と創意工夫が大事であるということであります。
 また経営上必要な知識というのは何かというのが最も難しい問題であります。つまり顧客に必要とされる知識と税法・会計等の勉強という意味での知識には大きな違いがあるのです。資格を持っているから知識面は大丈夫だということはなく、いつでも顧客が必要としている知識をタイムリーに収集して、分かりやすい言葉で伝えるということが最も重要なことであります。
 経営者は職員に対し自己の方針を伝えて、必要な活動とそれに必要な能力を強化するよう指導していきます。設備も、経営の方向性・職員のレベルと整合しているかによりその価値は異なります。ICT時代といわれる現代だからこそ、今後は“人”の影響力がより高くなっていくでしょう。当税理士法人は会計等を介して顧客の経営力を高めるお手伝いをし、それにより当事務所の職員のレベルアップを図り続けることにより共存共栄となることを経営の柱としています。その実態は「顧客に必要とされる情報」は何かという探求心にあると考えます。